草刈りの道具にもいろいろな種類があります。
動力を機会に頼るのか、人力で行うのかでも大きく違いますが、ここでは草刈りにもっとも一般的に使われている刈払い機について説明します。
刈払い機も電動のものとエンジン式のものがあります。
最近はバッテリーの性能が向上したことで、充電式の刈払い機も出回ってきていますが、まだ、もうしばらくはエンジン式の刈払い機に分があるようです。
電気式の刈払い機は、一般家庭の庭など、狭い範囲で、芝生程度の草を刈る場合に限定されてしまいます。
販売しているサイトによっては、普通に雑草も刈れる風の見せ方をしているところもあるようですが、しっかりと生えてしまった雑草を刈るには、エンジン式のものを購入したいところです。
どうしてもエンジン式の刈払い機に抵抗がある場合は、鎌を使って少しづつ刈るしかありません。
動力を人力に頼るので、機械に比べると時間もかかるし大変ですが、慣れると意外と早く出来るようになります。
田舎ではおばあちゃんが鎌一本で、自宅の周りをすべて刈っている場面に出くわしますが、仕上がりもきれいでサクサクとこなしています。秘訣は(手打ちの)良い鎌を使って、しっかり研いでおくことだそうです。
では、エンジン式の刈払い機を使うという前提で、どんなタイプを選んだらよいかですが、これも用途によって変わってきます。
一般的には持ちの手の部分がUハンドルで、排気量は20〜22ccクラスのもので十分です。
写真の刈り払い機はUハンドル(両手ハンドル)のタイプになります。この他にループハンドルやツーグリップというタイプもあります。
ループハンドルやツーグリップは、斜面などの草刈りに便利ですが、逆に平坦地では力が入らない分非常に疲れます。
多少の斜面までは、Uハンドルでも十分草を刈れるので、最初の一台としてはまずはUハンドルがおすすめです。
エンジンのタイプも2ストロークエンジンを搭載した刈払い機と4ストロークエンジンを積んだ刈払い機があります。
先ほど出てきた20〜22ccというのは、現在一般的に使われている2ストロークエンジンの前提で書いています。
最近は環境に配慮して、排気ガスがよりクリーンな4ストロークエンジンの刈払い機が出てきましたが、4ストロークエンジンは2ストロークと比べて構造が複雑になる分、重くなります。
また、同じ排気量の場合パワーは2ストロークエンジンのほうがハイパワーになります。
その代わり、排気ガスは2ストロークエンジンほど臭くありませんし、使用する燃料もレギュラーガソリンがそのまま使えます。
2ストエンジンはガソリンとオイルを予め混ぜ合わせた混合ガソリンを使います。
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