少し前までは、蚊に刺されたくらいならかゆいのを我慢すれば、済んでしまうという認識でしたが、最近は「デング熱」の脅威も出てきたので、刺されないようにしっかり対策をしておく必要も出てきました。
草が生えてくる季節は、害虫も活躍する季節になってしまいます。
また、着るものも、薄着になって、肌の露出もどうしても増えてきますから、草刈り作業には蚊の対策は必須となってきます。
ある説によると、血液型がO型の人は最も蚊に刺されやすいというデータもあるそうで、確かにO型の私は人より余計に刺されるように思います。
なので、どうしたら蚊に刺されずに草刈りをできるか、私なりに試行錯誤した経験から効果のあったものをお話ししたいと思います。
蚊の対策としてまず、すぐに思いつくものは蚊取り線香ですね。
私も、もちろんやってみました。腰にぶら下げるタイプのヤツで、農家の人も昔からよく使っているようです。
煙の周りは確かに蚊は寄ってきませんが、刈り払い機で作業をするようなときは動き回るので、どうしても顔とか首などを刺されてしまいます。
それと、刈り払い機がガソリンを使うタイプだとちょっと怖いのと、腰回りが邪魔くさいです。
でも草むしりのように、しゃがんで作業をするときには、これが一番です。
顔を蚊に刺されると、非常にかゆくて、どうにもがまんができません。
特に耳なんかは出っ張っているためかよくさされますが、いつまでもかゆみが引かずに困ります。
一度、唇を刺されたことがありましたが、かゆくてたまらない上に唇が思いっきり腫れて、恥ずかしい思いをしました。
なんとか顔面への攻撃をかわそうと、写真のような防虫ネットを買いましたが、これはなかなか効果的でした。
これさえかぶっていれば、完璧に蚊だけでなくすべての虫をシャットアウトできます。目の細かいネットなので、ヘルメットみたいに息で、曇って見えなくなるということもありません。
ホームセンターに行けば、300円くらいで買えるはずです。
ただし、この防虫ネットをかぶるには、麦わら帽子のように全体につばがある帽子もセットで使う必要があります。
野球帽のようなキャップだと、後ろの部分が引っかからないので、ネットがずり落ちてしまいます。
防虫ネットは、大げさだしかっこわるいという方には、100%シャットアウトは無理ですが、防虫スプレーがいいでしょう。
市販のものを買っていては、すぐになくなってしまって、とても不経済なので、自分で作ることをおすすめします。
必要なものは、500mlのペットボトルに取り付けるスプレーとミント(ハッカ)のアロマオイルです。
ペットボトルに水を入れて、ミントのオイルを十数滴いれて、よく振るだけです。これを顔や首筋などにスプレーしておきます。
ミントのにおいを蚊が嫌うので、余り寄ってこなくなります。
濃く作ったほうが、においも強い分よく効くだろうと思いがちですが、あまり濃くしすぎると肌についたときの刺激が強すぎて、かぶれたりする場合がありますので、十分気を付けて、最初は薄めから始めることをおすすめします。
アロマオイルが手に入りにくい場合は、薬局へ行くと「ハッカ油」という名前で売られています。
この防虫スプレーは、蚊のほかに蜂にも(ある程度)防ぐことができますし、夏の暑いときには全身にスプレーするとミントの効果で、一気にスーッとします。
熱中症対策にも使えて、コストパフォーマンスも高いので、かなりおすすめです。
ただし、夏場は汗もいっぱいかいてしまうため、防虫の効果は短くなります。汗かきな人は、まめにスプレーするようにしてください。
それから、蚊が活動的になる夕方の時間帯には、草刈りをしないというのも有効ですが、その場合は熱中症には気をつけて作業しましょう。
Copyright © 草刈りの方法と道具選び