刈払機の刃の種類には、チップソーと笹刈刃、ノコギリ刃とありますが、通常はチップソーを使います。チップソーは価格も安いので、刃が丸まって刈れなくなったら新しいものに交換します。
中には、チップソーの刃を目立て(研ぎ直し)して使う人もいるようです。
古くなった刃を取り外すには、写真のように穴に固い棒などを差して、刃が回転しないように固定しておきます。
私は、古くなった六角レンチを使っています。
機種によってはこの穴が横側についている場合もあります。
棒を挿し込んで、刃をゆっくり回していると、穴にはまるポイントが見つかると思います。
刃が回転しないように固定したまま、ナットを緩めます。
刈払機のナットは逆ネジになっているので、緩めるときは時計回りに回します。
ナットを外す工具は、刈払機を刈ったときに付属しています。反対側を使ってプラグの取り外しができるようになってます。
刈刃が外れた状態です。
長く使っていると、刃を押さえているナットなども削れてくるので、たまに交換します。
また、長い間刈り刃を交換しないでおくと、ナットの周りに土がこびりついて、工具が入らないことがありますが、こういう場合は、こびりついた土を水で流すか、へらのようなもので、土をかき出すしかありません。
新しい刃をつけるときは、刃の向きを間違わないように取り付けます。
通常は、刈り刃の表面に「こちらが上です。」みたいな表記があるので、間違うことはないと思いますが、たまに安い刃だとなにも表示がない場合があります。
上から見て、ギザギザの向きが左側に向いていれば、OKです。
刈り刃の取り付けは、外したときと逆の順序ですので、ナットを反時計回りにしっかりと締め付けます。
刈払機のメンテナンスで、意外とやっていない方が多いのが、グリースアップです。
エンジンからの動力を刈刃が回転するように伝える部分にギアが使われていますが、定期的に油を差してやらないと消耗してしまい、故障の原因になります。
私の場合は、ホームセンターで売っている万能グリースを使っています。
特別に良いものを使う必要もない(というか、グリースに高級なのってあるのかわかりませんが)と思いますし、定期的にさしておけば、何年でも快適に働いてくれます。
私は、グリースガンも持っていますが、刈払機のメンテナンスにそこまで必要ないですし、こちらのほうが手軽に使えて便利です。
数百円で一度買ってしまえば、何年も持ってしまいます。
刈り払い機が壊れてしまって、買い換えたり、修理に費用がかかることを思えば、安いものなのでひとつ手元に置いておきたいものです。
機種によって、多少違いはあるかもしれませんが、だいたい写真の赤い丸で囲んだ位置あたりにボルトがあるので、これを付属の工具を使って弛めます。
ここのボルトは、刈り刃のように逆ネジではありませんので、通常のボルトやネジと同じように緩めればOKです。
あと、注意しておきたいのは、このボルトを外したときにその辺においておくと、無くしてしまったりすることがあります。
私だけかもしれませんが、たいてい草刈りの作業の時にやるので、その辺においておくと、草の陰に埋もれてなかなか見つからないということが何度かありました。
ボルトが外れたら、チューブの先端を差し込んでグリースを注入します。
入口付近まで、グリースが挿入できたら、またボルトを締めればOKです。
先ほども、書きましたが、こちらは通常通り、時計回りに回してボルトをしっかりと締めておきます。
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