ここでは、草刈りの時期について考えてみたいと思います。
草刈りの時期といっても、草が伸びてきたときに刈るだけで、伸びてきたなぁと思った時が刈る時期だという意見もあると思いますが、もし、刈るタイミングを上手く選ぶと、草を刈る回数が減るかもしれないとしたらどうでしょうか?
そんな都合の良い話があるかと思うかもしれませんが、私がこの道ウン十年の農家の方から聞いた話を紹介したいと思います。
この農家の方が言うには、草は雨が降ったあとに勢い良く伸びると言います。
こう言われて、雨の後を注意深く見ていたら確かにそのとおりで、雨がたくさん降って、その後に良い天気が続いたときの成長は早いようです。
畑で野菜なんかを作っていても、雨の後にはぐんと大きくなっていることが多いです。
後に農業の本(確か現代農業だったような気がします)を読んだ時に雨の中には窒素を多く含んでいるので、雨が降ると植物がよく育つというようなことが書いてありました。
ということは、これを草刈りに当てはめると、雨が降りそうなときは少し待って、雨が降ったあとに草を刈ったほうが、効率が良いということになります。
これも、件の農家の方の話ですが、雑草が勢い良く伸びるのは7月の間までで、8月に入ると少し勢いが落ちるそうです。
だから7月の後半くらいに草が伸びていてもあえて、すぐに刈らないで、8月に入るまで伸ばしておくそうです。
こうすれば、7月の下旬に草刈りをして、8月に入ってまたすぐに刈らなくても済むので、草刈りの作業の回数を少し減らすことができるというわけですね。
ただ、あまりにも長くなりすぎていたら、待っている間にどんどん伸びて、刈るときに大変になってしまいますから、これはケースバイケースだと思います。
それでも、上記のことを知っているだけでも草刈りの時期を考える点で、何かしらヒントになることはあるかと思います。
エコな生活という観点からも、草刈りにかける燃料も労力も抑えたいですからね。
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